2013年7月4日木曜日

165p. ex. 136


165p. ex. 136 

1. 動物たちは各自それぞれ声(ことば)を発する
2.  あなたは私の言っていることを理解しているが、彼らは理解していないし、理解もしないであろう。
3.  アテーナイ人は一方で自発的にスパルタ人に陸上沿いには覇権を黙認していたが、他方で彼ら自身は制海権に固執していた。
4.  自明なことは放って、彼は不明なことを追っていた。
5.  メソポタミア地方はユーフラテス川とチグリス川の間に横たわっていることから名付けられる。
6. 自身で害を加えるのでもなく、他人に害を加えることを放置したわけでもない。
7. スパルタ人は臆病者には最もつらい罰が定められていた。
8. 馬車の上に座ってキュロスは行軍をしていた。
9. 弓と同様にそのように、魂もまたあるときは張りあるときは緩めねばならない。
10. 外国人よ、スパルタ人らに伝えよ、
ここに私たちは彼らのいうことに従ったために横たわっていると。

* 注にもあるようにこれはシモニデースの非常に有名な碑文でググるといろいろでてきます

石碑の写真

この問題では、「伝えよ」にあたる

ἀγγέλλειν

こちらの実際に石碑に刻まれている文にもつかわれている形で
不定法が命令の用法で使われていると理解していいと思うのですが、
なぜ練習問題では

ἀγγειλλον
 
 という形になっているのかわかりませんでした。ネットでもどこかで -ειλλον という形も確かに散見されましたので練習問題の文章はその系統と一致しているわけで二つの形がなぜか存在することになります。こちらの方は文法的にも自分にはわかりません。どなたか御存知であったらご教示していただけるとありがたいです。

1 件のコメント:

  1. ἀγγειλλον ではなく ἀγγειλον ですね。これはアンゲローのアオリスト命令法です。

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