1. *子よ、あなたは父よりもより幸せになっていただろうに、そして他の事情も同様でより幸運であったろうし、あなたの評判も悪くなかっただろう。
2. 船が一つもないのだから、わたしたちはいかにしてそれをなし得るか?
3. 誰が教育を受けることを選ばなかっただろうか、一生を無教育のまま終えるかわりに。
4. どうしてそれが起きたかよく知っているけれども、あなたにはいわない。
5. 私を置いて行かないでください、神々にかけてお願いだから。私はとどまりたくないのです。
6. 「ああ、どうか父が見ないように!」
「だが、あなたは父の目を免れないだろう」
7. 多くのなんらかの幸福が若者たちのまわりにはあるだろう、もし一人が自らを堕落させても、他人が助けるならば。
8. 私は望む、しかし反対がおきないかと恐れる。
9. ライオンは、一頭しか産まないことを狐から非難されて、言った。一頭だが、ライオンである。
*ὅμοιος 巻末の語彙集には
に似た、同じような
とのっていることを手がかりにしようとして
与格に相当する語をさがすとまったくありません。
バイイの希仏辞書
に三格をとらない、副詞としての用法がのっています。同様にと、訳しました。
冠詞の中性複数形については、 172 p.
ακουω κακοσ 評判が悪いという成句。
1. 子よ、父よりも幸運であれ。他のこと(より幸運であるということ以外の点では)では(父に)似たものであれ。(そうであれば)評判が悪くなることはないだろう。
返信削除ta alla 637節参照。出典はソポクレス『アイアス』かな?
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返信削除5. 「とどまりたくない」この部分は可能性の希求法アオリスト(の否定)なので「ひとりきりで残ることはできないのだから」、「ひとりでは生き残れないから」でしょう。ピロクテテスの話か。
返信削除7. 「もし一人が彼らを」